ウイスキーの輸出

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お酒の輸出の市場状況の数量・金額ベースは、以下のとおりです。

金額ベース 1位)清酒 2位)ビール、 3位)ウイスキー

数量ベース 1位)ビール 2位)清酒 3位)リキュール

 金額ベースではウイスキーは3位ですが、2014年と比すると30パーセントの増加率です。清酒は10パーセント増、ビールは20パーセント増と、その他のお酒よりも大幅な増加です。 海外の日本産のウイスキーへの注目は、国際コンテスト等で受賞が続いたこと等によることが原因と思われます。数量ベースでは、ビールは20パーセント増、リキュールは10パーセント、清酒はほぼ横ばいです。

 なお、輸出先は、台湾40パーセント、英国、ロシアが各12パーセント、中国が10パーセントです。以前は清酒や焼酎を中国に輸出するケースが目立ちましたが、最近のご相談では、ウイスキーの輸出の例が多く見受けられます。

 国税庁としても、日本で製造されたお酒の輸出を促進するため、JETROと共同でセミナー等を開催する等、様々な取組をしています。また、東日本大震災後、日本産のお酒は、各国で輸入の規制がされていましたが、EUやマレーシアでは規制が撤廃されました。これらの規制撤廃に向けて、現在も各国公館等と連携のうえ、取組がなされています。 

 日本の輸出港は、大阪港が数量ベース39パーセント、輸出金額43パーセントと、最大です。お酒を海外に輸出する際、メーカーが直接輸出する場合と輸入商社を1社だけ関与する場合は、輸出免税を受けることが可能です。輸出免税を受けるためには、蔵置場の許可申請をして、許可を受ける必要がありますので、留意してください。

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